Pharoahe Monch / Next Sh*t - 闘牛場の熱気を再現!Pharoahe MonchとBustaが疾走するフロウが圧巻

Pharoahe Monch / Next Sh*t - 闘牛場の熱気を再現!Pharoahe MonchとBustaが疾走するフロウが圧巻

Pharoahe Monch / Next Sh*t

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闘牛場の熱気をそのままフロアへ叩き込む異形のRawkusクラシック

闘牛場の熱気を再現!Pharoahe MonchとBustaが疾走するフロウが圧巻の1曲。Organized Konfusionでの革新性を経てソロへと歩みを進めたPharoahe Monchが、1999年に放ったデビュー作 Internal Affairs。その12インチ・プロモ盤のみに収録された Next Sh*t は、いま聴いても「ただの隠れ曲」では終わらない凄みを持ったトラックです。A面の Simon Says がセールス的には彼の代表作として知られていますが、このPromo盤だけに収録された Next Sh*t は、2000年代初頭の日本のHipHop DJたちの間でイッキにレア化し、Rawkus期の象徴とも言える存在になりました。


スペイン闘牛音楽をHipHopへ転生させた衝撃のイントロ

イントロからいきなり目の前の空気が一変するっ!サンプリング元は、スペインの闘牛場で定番として鳴り響く Sid Bass / Españi Cañi。高らかで勇ましいホーンのフレーズが切れ味鋭くループされ、その上にタイトなドラムと重心の低いベースが噛み合うことで、まるで闘志むき出しのマタドールがクラブのフロアに乱入してきたかのような緊迫感を生み出しています。針を落とした瞬間から腕が自然と上がる、あのアゲ感がサイコーですね。


Pharoahe Monchのフロウが「言葉そのもの」を武器に変える

そこへ乗り込んでくるのが、Pharoahe Monchの異常なまでに多彩なフロウ。複雑なシラブルの構築、急加速と急停止を自在に操るブレス、そしてリリックの鋭さ。内容としては自身のスキルと存在感を誇示するセルフボーストでまとめられていますが、ただの自慢には終わらず、言葉そのものをリズムとして叩きつける表現力がこの曲の核になっています。Rawkusが求めた「知性と攻撃性を併せ持つMC像」が、ここでは完全なカタチで提示されていると言えるでしょう。


Busta Rhymes参戦で加速するフロアの狂気

さらに追い打ちをかけるのがBusta Rhymesの登場っ!咆哮するようなフロウと跳ねる独特のリズム感が、闘牛音楽の緊張感あふれるループと抜群の相性を見せ、2人が掛け合うたびにビートのアグレッシヴさが倍増していきます。まるで観客の歓声が徐々に高まっていくかのように、フロアのエネルギーが膨張していく感覚…90年代後半のクラブで鳴っていたRawkus特有の空気が、この12インチには濃縮されています。


DJフレンドリー構成とPromo盤だけが持つ物語性

構成は非常にDJフレンドリー。序盤のホーンが強烈に印象付けるループ、中盤でフロウがピークへと持ち上がり、ブレイクで一度ビートを抜いてから再びホーンが戻る瞬間は、まさに「待ってましたっ!」のポイントです。Simon Saysに比べれば知名度は低いものの、現場ではこちらを選ぶDJが多い理由がよくわかりますね。そして何より、この曲はPromo盤でしか存在しないというストーリー性を持っています。正規盤では Behind Closed Doors に差し替えられ、市場からほぼ消えた楽曲が、日本のDJシーンで評価されレア化したという流れは、アナログ文化ならではのドラマと言えるでしょう。


Rawkus黄金期の「攻めのエネルギー」を体温で感じる1枚

闘牛のヒリついた緊張感、Rawkus黄金期の空気、そしてPharoahe MonchとBusta Rhymesの全力のフロウ。そのすべてが詰まった唯一無二のPromo 12インチです。いま針を落とせば、HipHopが最も攻撃的で、最も知的だった時代のエネルギーを体温でカンジられるハズっ!

1999リリース

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